ホーム

Profile

ダンス

ドレス

日 記

掲示板

競技結果

写真館

リンク

Hand made の部屋

　

パーティに使う先生のドレスが届きました。
とある海外メーカーで、毎年オーダーしているのです。
やりとりはもっぱらＦＡＸ。
私も先生も英語はダメですが（汗）間に日本人の方が仲介に入ってくれるので
何とかなってしまうのです！

注文をして１ヵ月後……。
完成したドレスが届きました☆

が！！！
ななななんとっ…
イメージしていたものと全然違うじゃあ〜りませんかぁ！（＾＾；；；
しかも、色、デザイン、長さ、と全体的に…（ヒュルルルル）

届いたドレスはこちら。


いえ、私はこのままでも素敵だと思いますよ！
でも、当初想像していたデザインでは
切り替え部分（石がいっぱいついているところ）から上は
ベージュもしくは茶系のネットだったはず！！
それが全身キミドリで来たので、びつくりです…
何がどーなっちゃったんでしょう。(ーー;)
さらには緑の色味も先生の想像と違うらしく、
スカート丈に至っては、短すぎる〜！！（怒）と大騒ぎ！
しかし返品して作り直してもらう時間もなく、
「ゆきちゃん、なんとかして〜！」
ってことになったのでした（＾＾；；；　ワォ！

なんとかと申しましても…私は悩みました。
このドレスの作り、かなり頑丈でボディ部分は全身
２重のネット素材、更に切り替えから下はレース地を
重ねており、切り替えにはとにかくたくさんの石が
ズッシリとついています。背中にファスナーもまたがっており
切り替えでちょん切ってベージュネットをつなげる
という方法は断念せざるを得ませんでした。。。
そうなったら、もう染めるしかない、ってかうまく行けばそれが一番簡単！
と、思ったのですが、なんせ１０日後には本番に使うドレスですからぁ、
失敗は許されませ〜ん（泣）

かなり緊張しながら、まずはダイロンコールドで。
が、染まらない〜！
続いてダイロンマルチ。が、やはり染まらない…(-"-)
やっぱり…。
そうなのです、便利なダイロンにも染まらない素材があります。
それはポリエステルを始めとする化学繊維。
ドレスにご丁寧に素材なんて書いてないので、試しにやってみたが
やっぱりダメでした（涙）やはりポリ系繊維か？！
書いてある通りにやってるのに染まらない！！なんてお方は
化学繊維を疑いましょう。

そんな時、ポリエ ステル専用染料があります。
早速買いに行き、店員さんに相談してみると、
「素材がわからないなら、とりあえず助剤に塩も酢も入れてみれば！
何かに反応して染まるかもしれない」と、言われたのでそうしてみました。

しかし大変な苦労はこれからです！
なぜなら、ポリを染めるには、熱することが必要不可欠。
熱を入れることにより、化学変化を起こすのです。
が、染めたいのはドレスの部分的なところ。（しかも形複雑…＾＾；）
ナベに突っ込んでグツグツするわけに行きませんんん〜
仕方がないので、染めたくない部分は硬くひもで結びビニールをかぶせ
ドレスを小脇に抱え、分厚いゴム手袋をはめて染めたい部分を手に巻きつけ
やけど覚悟で鍋に手を突っ込んで、ちょっとずつ、ちょっとず〜つ
部分的に染めていきました（汗汗汗汗…）
いやー、これにはさすがに大変苦労しまして、
その後何もする気が起きなかったくらいです！
そんな苦労の甲斐あり、ムラにはなりましたが何とか染まりました(T_T)

見よ！苦労の結晶を！！ しかし、やはり部分的ってホントに難しいです… 染めたくない部分にも染料が飛火してしまい、 所々染みが…。 仕方がないので、今度は脱色剤を買ってきて、 部分的に脱色を。完璧には落ちませんでしたが、 さらに上からキミドリを足し、石を貼って 何とか気にならない程度に。ホッ。 さらにさらに、さすがに高温で熱したので、 染めた部分は全部石が取れました！ この石も全部貼りなおしました。

そして、スカート部分。 どうしても短いのが嫌らしいので（＾＾；、 羽根を増量してボリュームを出すことに。 しかし、茶色の色味が同じマラボーが見つからず ちょっと濃い色を使用。 なので、所々に折り混ぜつつ、縫いつけました。

苦労の甲斐あり、ドレスリメイクはこのように完成！


先生のイメージどおりとまでは行きませんでしたが、
本番にも間に合い、着て踊っていただけました。ヨカッタ。

部分染めもポリじゃなければこんなに苦労はしないはず。
諦めずに頑張れば、リメイクも何とかなる？！
というお話でした。（なんじゃそりゃ）完。

トップページへ戻る